スーパーDr.うるとら万太郎:第3話(1/2)
スーパーDr.うるとら万太郎:第3話(1/2)
「揺れる想い 」
*翌日の朝*
ドンドン・・・
―うん?何だ?―
想太郎は当直室のベッドで目覚めた。
―今、何時だよ・・・ああ・・・7時か・・・そうか・・・昨日はあれから患者が一人も来なかったんだよ。あーよく寝たな・・・1時にベッドに入ったから・・・6時間寝れたってことか・・・よかったよ・・・―
ドンドン!また誰かがドアをたたく音が聞こえる。
―誰だよ・・・―
想太郎はゆっくりとベッドから起き上がり、ねぼけまなこをこすりながらドアに向った。
―ああ・・・白衣のまま寝ちゃったんだな・・・―
白衣のしわをなおし、はねた髪をちょっとおさえながらドアを開けるとそこに立っているのは高沢友里だ。
―なんだ?友里っぺか。そうだ・・・昨日はこいつを・・・もう少しで抱きしめるところだったんだよ・・・あー惜しかったよな・・・―
「おはよ。尾形センセ!」
友里は明るい声で挨拶した。
「ああ・・・おはよう。なんだ?急患か?」
想太郎は目やにのついた目をこすりながら答えた。
「そうじゃないのよ。どう?よく眠れた?夜中に患者さん来なくてよかったわね」
「ああ・・・おかげでぐっすり眠れたよ」
「なんか・・・くさくない?この部屋・・・」
「え?そうか?」
―元の身体に戻ってからずっと屁が出っ放しだからな・・・そりゃくさいでしょ―
「まあいいわ。それでね・・・ちょっとお願いがあるんだけど・・・」
―あーわかったよ・・・きっと万太郎の連絡先でも教えてくれって言うんだろ?昨日はあんた、完全に舞い上がっちゃってたからな―
「万太郎先生の連絡先、教えてもらえないかな?」
友里はちょっと恥ずかしそうに下を向きながら言った。
―ほら来たよ。連絡先も何も、万太郎はあんたの目の前にいるんだけどな―
「連絡先?ああ・・・それが・・・俺もよくわからないんだ・・・」
想太郎はちょっと困った顔で言った。
「わからない?だっていつも連絡とってるじゃないの。携帯の番号知ってるんでしょ。もったいつけずに教えて!」
友里はちょっと強い口調で今度は想太郎の顔をじっとにらんで言った。
―あらあら・・・こりゃあかなり本気だよ・・・どうするよ。携帯なんて俺の番号といっしょに決まってるじゃないの―
「それが・・・あいつ、携帯は持ってないんだよ。連絡先だって俺にも言わないんだ。たまに俺のうちにやってきて親父の手伝いをしてるようなんだけどその時しか俺にも連絡取れないんだよ。あいつ束縛(そくばく)されるのが超嫌いなんだよ」
―あー苦しいよな・・・いまどきそんな奴いないって・・・―
「そうなの・・・束縛されたくないの・・・なんとなくわかる気がする・・・」
―あれえ?あんた万太郎のことになるとえらく素直じゃないの。何でも許しちゃうのね?―
「じゃあ・・・今度万太郎先生が尾形先生のうちに来たら私に連絡して!夜中でもいいから!」
―えー!冗談じゃないよ!それはちょっと・・・無理じゃないかなー―
「いや・・・それはまずいよ。だって・・・だってさ・・・あいつプライベートな時間を邪魔されるの一番嫌いなんだよ。俺が電話するときだってすんごい、すーんごい頼み込んで来てもらってるんだぜ!だから・・・そんな・・・無理に連絡したりしたら絶対まずいって。嫌われちゃうよ」
「そうなの・・・じゃあ・・・病院に来た時でいいわ。私がいない時でも、もし万太郎先生が病院に来たら連絡ちょうだい。これ・・・私の携帯番号・・・」
友里はポケットからメモ用紙を取り出して想太郎に手渡した。
―あんた・・・本当に準備がいいよ。病院に来た時?ひょっとして病院で昨日の続きをやろうってーの?あー昨日は本当に惜しかったよな・・・―
「わかったよ。友里っぺ・・・」
―あ・・・しまった!―
「友里っぺ??何であんたにそんな呼び方されなきゃいけないのよ!ちょっと馴れ馴れしすぎない?私、仕事あるからもう行くね。でもお願いよ。連絡ちょうだいよ!」
高沢友里は想太郎をにらんでまくし立ててからそそくさと勤務に戻っていった。
―あらら・・・「あんた」と来たもんだ。尊敬してる尾形先生にその言い方はないんじゃないの?万太郎先生に告げ口しちゃうよ、友里っぺ・・・。それにしても・・・昨日はあんなに素直でかわいかったのにな・・・女ってこわいよな・・・男しだいでどうにでもなるってこと?―
*腹部エコー検査*
―あーあ・・・当直明けはかったるいよな・・・まあ昨日はよく眠れたからいつもよりはましだけどな・・・今日の午前中は腹部エコー検査で、午後からは病棟回診だよな。今からまだ10時間も働かなくちゃいけないんだよ。労働基準局は何やってるんだ?―
朝食をとった想太郎はそんなことを考えながらエコー室に向って歩いていった。その日の腹部エコー検査はあまり患者の数は多くなく、想太郎はゆっくりとマイペースで検査を進めて行った。
―あー今日は楽だよ。こんな仕事なら毎日でもいいって・・・実を言うと俺は腹部エコーはちょっと得意なんだよね。第一患者さんが辛くないっていうのがいいよ。ゆっくりと検査できるからな。胃カメラみたいに患者さんが辛い検査は俺もプレッシャーがかかってあせっちゃうんだよ。そういえば親父も言ってたよな・・・俺にはマイペースでする仕事が合ってるって・・・さすがよくわかってるよ。これから内科やめてエコーだけの仕事にしちゃおうかな?そしたら重症や難しい病気なんて診なくていいじゃないの。でも患者さんと話ができなくなるのもちょっとさみしいかな?―
「次で最後?あ・・・病棟の患者さんか・・・ストレッチャーなのか?土田さん・・・」
想太郎はエコー室から外へ出て患者の名前を呼んだ。
「はい」
患者を連れてきた病棟の看護師が返事をしてストレッチャーに乗った患者をエコー室に運んだ。
「土田愛子さんです。脳梗塞の既往があって右半身(みぎはんしん)麻痺(まひ)と言語(げんご)障害があって・・・ストレッチャーのままでお願いできますか?」
「ああ・・・いいよ。なに?PTCD(経皮経管胆道ドレナージ)をするの?」
「はい。閉塞性黄疸(へいそくせいおうだん:胆管が閉塞して胆汁が腸管に流れず、血液中に流れ込んで黄疸になる)で3日後にドレナージ予定なんですが、腹水がないかどうかと胆管の拡張の具合を確認しておいてほしいとのことです」
―確かにこの患者さん、黄疸で皮膚がまっ黄色だよ。閉塞性黄疸?じゃあ・・・総胆管癌(そうたんかんがん)か膵頭部癌(すいとうぶがん)ってことだよな・・・ああ・・・主治医は滝本先生じゃないの。総胆管癌って書いてあるよ―
検査依頼書を見ながら想太郎は検査の準備をした。
―どれどれ・・・腹水だって?腹水は・・・ないよな・・・これくらいは俺だってわかるよ。ふーん・・・確かに胆管がえらく拡張しているじゃないの。カルテは・・・と・・・熱はないけど炎症反応が陽性だよ。じゃあ胆管炎をおこしてるってことね。こりゃあドレナージしないとな。PTCDか・・・こうやってエコーで見ながらこの拡張した胆管に針を刺してドレーンを入れるんだよな・・・俺も2-3回見たことはあるけど、難しそうだよな。俺には当分そんなことはできそうにないよ―
そんなことを考えながら想太郎は検査を進めていった。
*諸星の苦悩*
「なあ想太郎」
「なんだ?」
ナースセンターでカルテを記載していた想太郎に後から諸星渡が声をかけた。
「昨日も来たんだって?万太郎とか言う奴」
「ああ・・・それがどうかしたか?」
「今度俺に会わせてくれないか?そいつ・・・」
―なんだよ、諸星。何でお前が万太郎に会いたがるんだ?この前からちょっと変じゃないの?―
「いいけど・・・いつくるかわからないぜ。でも何でお前がそんなに万太郎のことを気にするんだ?」
「別に気にしてるってわけじゃないけどな・・・なんとなくな・・・おまえ、そいつの写真持ってないのか?」
「写真?」
「いっしょに撮ったプリクラでもいいよ」
―プリクラ??何考えてんだ?こいつ。そんなもんあるわけないじゃん―
「そんなもんあるわけないじゃねーか」
「ずいぶん・・・いい男らしいな」
―わかんねー。こいつの考えてること全くわかんねーよ。万太郎がいい男だったらなんだ?お前も惚(ほ)れちまうのか?そんな趣味あったのか?諸星よ―
「お前・・・何考えてんの?」
「いや・・・いいんだ。ちょっと気になっただけだよ」
そう言いながら諸星はあわててナースセンターをあとにした。
*3日後・・・え?綾乃がPTCDをするって?*
「え?あの患者さん、綾乃がPTCDをするのか?」
食堂で綾乃といっしょに食事を取っていた想太郎がびっくりして聞いた。
「そうよ。私もまだ自分で刺すのは3例目だけどね。滝本先生が丁寧に教えてくれるから大丈夫よ。」
「じゃあ・・・俺今日は時間あるからちょっと見学させてもらっていいか?」
「いいわよ。ばっちり一回できめてみせるからね」
綾乃は新しいことができるようになっていくのがうれしくてたまらないらしい。食器のトレイをかたづけて意気揚々として更衣室に出かけていった。
―滝本隆一。35歳。身長176cm。体重68kg。大学時代は野球部のエースとして活躍したそうだ。現在は消化器内科専門医としてこの病院の消化器疾患を一手に引き受けている。4日前に長女が生まれてパパになったばかりだ。それほどイケメンというわけではないが目鼻立ちはすっきりしていて好感が持てる外見。結婚するまではずいぶんもてたんだろう。消化器内科医としての技量も充分で性格も温厚。患者やナースの受けもいい。仕事のできない俺にも色々と気を使ってくれて手取り足取り教えてくれる。俺が胃カメラをする時もいつもつきっきりで指導してくれている。ありがたい兄貴のような存在だ。
―でもな・・・俺にはちょっと気に食わないところがあるんだぜ。それはな・・・あんた・・・綾乃に色目使ってるだろ?俺、知ってるよ。あんたは綾乃を指導するふりしてチラチラといやらしい目で綾乃を見てるじゃないか。綾乃はそんなこと多分気づいちゃいないけどな。奥さんが出産で実家に帰ってる時だって綾乃を誘うタイミングを見ていたんじゃないの?俺は綾乃のことはずっと見てるからよくわかるんだよ。まあ・・・綾乃は奥さんがいる男に付き合うような馬鹿じゃないからあんたがいくら狙っても無駄だと思うけどね・・・(でも俺よりは確率高いかもな・・・)―
「そうだ、綾小路先生。その辺でいいんじゃないか?そこに麻酔をするといい。今日は君が一人でやってみてくれ」
滝本医師がエコーの画面を見ながら綾乃に言った。
「はい」
エコーのプローブを患者の右側腹部(そくふくぶ)に当てながら綾乃が答えた。そして右手に麻酔薬の入った注射器持ってそれを患者の皮膚に刺した。そして麻酔薬をゆっくりと注入していった。レントゲン透視室のガラス窓の外から想太郎はじっと綾乃を見つめていた。
―あー・・・すごいよな・・・綾乃は・・・もうこんな事まで任されてるんだよ―
「そうだ。それでいい。次はそこをちょっと切開してモスキート鉗子(かんし)で周りを剥離(はくり)していくんだ。」
「はい」
―いいよな・・・滝本先生は。こうやって綾乃を直接指導できるんだからな。綾乃もきっとあんたを信頼しきってるよ。でも、だからといって綾乃があんたになびくわけじゃあないけどな。俺も・・・万太郎になったらこうやって綾乃といっしょに・・・いや・・・綾乃は万太郎が嫌いなんだったよな―
「そうだ。それくらいでいいな。さあ、穿刺(せんし)だ。」
「はい」
綾乃はちょっと緊張した顔つきで穿刺針(せんししん)を手に取った。
―さあ。いよいよ穿刺だよ。さすがの綾乃もちょっと緊張してるよ。でも・・・本当にきれいだよな・・・綾乃って・・・。今は帽子とマスクをしていてメガネごしに目だけしか見えないけど・・・こんなきれいな女医さんが後輩だったらあんたが手を出したいって気持ちもわかるよ、滝本のあんちゃん・・・。俺はね、実はあんたになら綾乃を任せてもいいって思ったこともあったんだぜ。ただあんたが独身なら・・・だけどね。でも子持ちになっちゃったらな・・・もう綾乃のことはあきらめてもらうしかないよな―
その時、想太郎の横の電話がなった。そばにいた看護師が電話を取った。
「はい・・・わかりました!滝本先生!沢山さんが・・・急変して心肺(しんぱい)停止です!すぐ病棟へ行ってください!」
看護師が大声で叫んだ。
「何だって?沢山さんが?」
滝本は動揺して答えた。そしてほんのわずかな時間、黙って前を見つめていた。
「綾小路先生」
滝本が綾乃のほうを見つめてゆっくりと口を開いた。
「はい」
綾乃が不安そうな声で答えた。
「すまないがここからは君一人でやってくれないか?」
滝本は手袋をはずしながら申し訳なさそうに言った。
「・・・はい・・・」
綾乃はちょっと間をおいて静かに答えた。
「すまない。でも君ならもう、一人でもできるよ。大丈夫だ」
滝本は綾乃の肩をたたいてそう言いながらあわてて病棟へと向った。
―おいおい!大丈夫かよ!いくらなんでも綾乃はまだ3年目なんだぜ。PTCDだってこれが3例目なんだよ。そんな綾乃に任せちゃっていいのかよ?日を改めたほうがいいんじゃないの?―
しかし綾乃は左手に超音波のプローブを持ち、右手に穿刺針を持ちながら大きく深呼吸して患者のほうに向き直った。
―やるってーの?綾乃。本当に・・・大丈夫か?―
想太郎の心配をよそに綾乃はプローブを患者の身体に当てながら穿刺の位置を決めようとしていた。そして左手の動きを止めた綾乃は右手に持った穿刺針を先ほど自分があけた皮膚の穴にほんの少し刺した。綾乃はエコーの画面を慎重に見ながら針をすすめるタイミングを見計らっていた。
「土田さん。少し息を止めてください」
綾乃は患者にやさしく言った。しかし患者は少々認知症の傾向があり、綾乃の指示に従えるような状態ではないようだ。呼吸は止まらず、エコーの画面は患者の呼吸に合わせて動いており、目標である胆管は見えたり隠れたりしていた。綾乃は穿刺針をすすめるタイミングをなかなか決めることができないようだ。
―大丈夫か?綾乃。あー俺がPTCDができたらなー・・・今すぐにでも飛んで行って綾乃といっしょに・・・そうだ!今、万太郎に変身すればいいじゃないか!でも、綾乃は・・・万太郎に敵対心を持ってるからな・・・綾乃がとても万太郎の言うことを聞くとは思えないよ・・・―
綾乃は意を決したように大きく深呼吸をしてエコーの画面をじっと見つめながら一気に右手に持っていた穿刺針をすすめた。
―やった・・・刺したよ・・・どうだ?胆管に入ったのか?―
綾乃は左手に持っていたエコーのプローブを手放し、すばやく穿刺針に注射器を接続して吸引した。針が胆管に入っていれば胆汁(たんじゅう)が吸引されるはずだ。しかし・・・注射器には何も吸引されない。
はずれたのだ・・・綾乃が刺した針は胆管には刺さっていなかったのだ。綾乃はあきらめて針を引き抜きもう一度エコーのプローブをあてて胆管を確認しようとした。その額には汗がうっすらとにじんでいる。表情は帽子とマスクごしではっきりとは読み取れないがいつもの綾乃にくらべると動揺の色が見える。
―やばいよ・・・綾乃のやつあせってるよ。大丈夫か?―
綾乃はしばらくエコープローブを色々な角度から患者に当てて最適な穿刺部位を確認しようとしていたが意を決したように再び穿刺針を右手に取った。そしてエコーの画面をじっと見つめて穿刺の準備に入った。しかし患者が呼吸を止めることができないため目標とする胆管がうまく同定できない。
「土田さん!息とめてください!」
綾乃はさっきよりちょっと早口で強めの口調で言った。
―だめだ・・・綾乃、いつもの冷静さをなくしてるよ・・・―
しかし患者の呼吸は止まらない。綾乃は自分で大きく深呼吸して画面をじっと見つめた。
―また刺すのか?頑張れ!綾乃!―
想太郎もエコーの画面を食い入るように見つめた。その次の瞬間綾乃は自分の呼吸を止め、穿刺針を患者の体の中にすすめた。エコーの画面では針が肝臓の中をすすんでいくのが見えた。
―どうだ?入ったのか?―
綾乃はプローブを持った手を離し、ちょっとあわてて穿刺針に注射器をつないで吸引した。
―ひけてこい!胆汁!―
しかし綾乃や想太郎の願いとは裏腹に注射器からは何も吸引されてこない。綾乃はあきらめて針を抜いた。その額には大粒の汗が流れ落ちていた。手は小刻みに震え今は誰の目にも綾乃の焦りが見てとれた。綾乃は右手に持っていた穿刺針を台の上に無造作に放り投げるとプローブを右手に持ちなおし患者の身体に当てた。そして再び適切な穿刺部位を探しはじめた。
―綾乃・・・だめだよ。もうやめようよ・・・―
「バイタル教えて!」
プローブを必死で操作しながら綾乃はそばにいた看護師に聞いた。
「血圧134の64。脈拍80回。酸素飽和度100%です!」
綾乃は何も答えずただじっと画面を見つめ、目標を探し続けた。
―無理だよ・・・綾乃・・・合併症はなさそうだ。今ならまだ大丈夫だよ。また日を改めればいいじゃないか・・・―
「・・・綾乃・・・また、今度にしたら?」
想太郎は聞こえるか聞こえないかわからないくらいの小さな声で綾乃に言った。しかし綾乃はその言葉には耳を貸さず一心不乱にエコーの操作を続けた。
―・・・綾乃・・・―
心の中でそうつぶやいた想太郎は意を決したように部屋を飛び出した。
―待ってろ!綾乃!俺が・・・俺が助けてやる!―
誰もいないトイレに駆け込んだ想太郎はポケットからウルトラアイを取り出し一気に装着した。その瞬間想太郎の身体は青白い光に包まれた。光が消えた瞬間に彼は飛び出し、綾乃がいる検査室に一目散に向った。
第3話(2/2)に続く
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