不倫
今回はちょっと変わった雰囲気の「落ちのある」短編です。
不倫
カオルは結婚5年目になる公立病院勤務の看護師。子供はまだいない。
1ヶ月前から職場の医師と不倫関係にある。
結婚生活に大きな不満はなかったが、刺激の少ない毎日にちょっと飽き飽きしていた矢先、同じ病棟に勤務する医師から食事に誘われた。そしてその場の雰囲気に流され、ずるずると不倫関係になってしまった。
今晩も雑誌で紹介されたしゃれたイタリアンレストランで食事を一緒にした後、医師のマンションに直行。自宅にはいつものように『仕事で帰りが遅くなります』とメールしたところだ。
カオルもいつまでもこのような生活を続けられないことはわかっているが経済的にも余裕のある新しい相手との関係は刺激的で楽しく、この不倫関係をやめるきっかけもつかめないでいる。「でも・・・もしばれたら・・・多分離婚かな・・・」そんなことを考えながらひと時の快楽に身をゆだねている。
そしてついにそのときはやってきた。きっかけは同僚の密告だった。悪夢のような1日が終わり、修羅場となった自宅を離れてアパート暮らしを始めたカオルのもとへ数日後一通の手紙が届いた。中には離婚届が同封されていた。
カオルは「しかたないな・・・」とつぶやきながら自分の名前を書き印鑑を押してから返信用封筒に離婚届をいれ、妻の真由美宛に返送した。
「しかし・・・一人になったとは言っても、年上の女医さんを嫁さんにするのは・・・ちょっとな・・・」
カオルはそうつぶやきながらヒゲをそり、夜勤に出る準備をした。
(不倫 終わり)
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コメント
おちに行ってから、あれ カオルは男性看護師で 不倫相手は 年上の女医さんだったのか!?
って
なるほどね~
投稿: bungee(バンジー) | 2009年3月22日 (日) 00時57分