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2010年12月16日 (木)

メディカルゲーム(序章)

本日から長編小説「メディカルゲーム」を掲載します。

テレビや映画で評判の「ライヤーゲーム」の医療版、「メディカルゲーム」です。

 総合臨床の診断にパズル的要素を織り込んで、課題クリア型のロールプレイング形式になっています。

 まだまだ修正が必要なところも多いのですが、おいおい直していきます。

あらすじを簡単に記載しますと・・・

***

医療崩壊が進んだ数年後の日本・・・

日本政府は医療事故防止のため「医療安全推進法」を成立させた。

これにより民事訴訟で敗訴となった医師は自動的に「医師再教育センター」に集められることとなったのである。

課題をクリアできない医師たちが次々と医師免許を剥奪されていくなかで、伊達龍二(若き天才総合診療医)と、上原千夏(素直でかわいい女医さん)は一つずつステージを勝ち進んでいく。

 そして徐々に「医師再教育センター」に隠された巨大な野望が明らかとなっていく。

***

 という近未来の日本が舞台のフィクションです。

 一般の読者の方にも診断の過程を楽しんでいただけるよう診断のロジックは少々単純化しましたが、出来るだけ正確に記載するように心がけましたので、医療関係者の方も十分楽しんでいただけると思います。

 また、考えるのが面倒な方は、症例提示部分を流し読みしてもストーリーそのものは結構楽しめると思います。

 なお、物語はフィクションですので、人物や社会背景などはすべて架空の設定です。

「メディカルゲーム」

【序章 医療崩壊】

―――――

『2016年2月 城北共済病院 救急外来 22時30分』

「なにやってるんだ!もう2時間も待っているんだぞ!」

5歳くらいの幼児を抱えた男が大声を上げた。

周りにはマスクをしてつらそうな患者たちが40人以上、待合室の椅子に座っていた。

「すみません・・・患者さんが多いので・・・4人の医師で順番に対応していますのでもうしばらくお待ちください」

憔悴しきった看護師がなだめる。

「医者を増やせ!うちで寝ている奴らを呼び出して診察しろ!」

「自宅に待機している先生も来ていただいているんです。この診察室で診察している先生は昨日も当直で寝ていないんですよ。医師も看護師も足りないんです」

「じゃあこの子を先に見てくれ!さっきからぐったりしておかしいんだ!」

その時、診察室からぼさぼさの髪によれよれの白衣を着た若い医者がふらつきながら出てきた。

「どうしました・・・・」

「先生よ!こいつを先に見てくれ!」

医師は抱かれた幼児の目を開いてみた。

うつろなまなざしで医師のほうを見ない。

意識障害を起こしかけているようだ。

「高原くん、この子をベッドに寝かせて・・・」

その言葉を言い終わる前に医師はその場に倒れこんだ。

「河崎先生!しっかりして!」

看護師が彼を抱きかかえた。

「おい!先生よ!起きろよ!こいつを診察してくれ!」

―――――

《医師再教育センター》

医療の高度化は人々に多くの恩恵をもたらしてきた。

しかしそれは皮肉なことに医療の複雑化につながり、「医療事故の増加」という弊害も生み出すことになったのである。

2015年4月 日本政府は医療事故の増加を抑制するために「医療安全推進法」を成立させ、医療事故にかかわった医師を厳しく処罰する方針を固めた。

飲酒運転を厳しく処罰することによって飲酒運転が減り、飲酒事故が減った。

政府はこれに習って医療事故に対しても医師を厳しく処罰することによって医療事故の抑制が達成できると考えたのである。

「医療安全推進法」の成立により、患者側からの民事訴訟を受けて敗訴になった医師は自動的に刑事訴追を受け、そして同時に医師免許停止の行政処分が課せられることになった。

その行政処分は医師が不起訴となるまで、もしくは起訴された場合は刑事裁判で無罪が確定されるまで継続されるのである。そして刑事裁判により有罪判決が確定した場合は医師免許剥奪処分となるのであった。

しかしそれらのきびしい処分にもかかわらず医療事故は一向に減少せず、むしろ加速度的に増加してしまったのである。

それは多くの医師が医師免許停止処分を受けたために、診療を行える医師の絶対数が減ってしまったこと、そして処分を恐れた医師たちがリスクの高い高度医療の現場から次々と撤退を始めたためである。

さらに追いうちをかけたのは2009年から施行された検察審査会の権限の強化である。

それまでは刑事訴訟を受けた医師のほとんどは不起訴処分となっていたため、政府は医師免許停止の行政処分の期間は長くても2-3ヶ月と試算していた。

ところが医師が不起訴になったことに対して遺族が検察審査会に異議申し立てをし、遺族の感情を考慮した検察審査会はそのほとんどに『起訴相当』の判断を下すことになった。

それにより民事裁判で敗訴になった医師のほとんどが刑事裁判を受けることとなり、医師免許停止の行政処分は最低1年間、時には数年間に延長される見込みとなってしまった。

ほとんどの医療機関は医師の補充のめどを立てることが全く不可能になり、2000年当初から減少していた救急や産科、外科、小児科の医師は極端に不足し、ますます医療事故が多発し、それに伴って医療訴訟も増加し、日本の医療現場はまさしく崩壊寸前となってしまった。

危機感を感じた日本政府は、行政処分により医師免許を停止した医師たちを早急に現場に戻そうとしたが、自ら「不合格」のレッテルを貼った医師をそのまま戻すことは体面や世論が許さなかった。

そこで政府は、彼らを再教育してから早期に再活用するという政策を打ち出した。

その根幹となるのが「医師再教育センター」の設立である。

しかしそのための予算や人員を工面することが出来ず、計画は暗礁に乗り上げてしまったのだ。

そこに手を上げたのは財界であった。

財界からの協賛の申し出に政府は飛びついたのだが、要求されたのは医師の刑事処分の一時停止と行政処分権限の財界への委譲であった。それはすなわち民事訴訟で敗訴になった医師全員の人事権を財界に委譲することに他ならない。

もちろん政府は反発したが、新たな改善策を見出すことが出来ず、要求に従わざるをえなかったのである。

こうして医療安全推進法が施行された1年後の2016年4月1日、 財界が主体となった「医師再教育センター」が立ち上げられた。

《オリエンテーション》 2016年4月15日

その部屋の中は重苦しい空気が漂っていた。

大学の講義室のように中央を見下ろす形で階段状に配置された座席に27名の男女が無言で、まばらに座っていた。

一部のものを除いて、男はネクタイ、女もスーツ姿だった。

伊達龍二は目をつむったまま腕を組んで中央の最上段の席に腰掛けていた。

ジーンズにポロシャツとジャケット姿の彼の周囲は部屋の中ではかなり異質の空間となっていた。

そして彼も含めた全員が神妙な面持ちでその時が来るのを待っていた。

部屋の中央に掛けられた時計が9時をさした瞬間、正面に向かって右側のドアがゆっくりと開き、全員の目がそこに注がれた。

最初に入ってきたのは黒っぽいスーツを着込んだ20代後半と思われる女性だ。

彼女は端正な顔立ちとそのスタイルに似合った、凍りつくような美しい瞳で周囲をゆっくりと見回すと、脇に資料を抱えたまま、ドアの横に備えられた席に静かに座った。

彼女が席に着いたとたんに、ドアからは黒服にサングラスの怪しげな男たちが次々と入ってきた。

1,2,3、・・・10。

10名の黒服の男たちは二手にわかれて講義室の周囲の階段を上り、周りを取り囲んだ。

部屋の中は異様な雰囲気につつまれ、27人の男女は思わず姿勢を正して正面を向いた。

そして女がゆっくりとマイクに向かって手を伸ばした。

「医師再教育センターにようこそ・・・」

氷の中から発せられたような冷たい声が部屋の中に響いた。

「私は今日の進行係を勤めます、冴野涼(さえのりょう)と申します。まずオリエンテーションをいたします」

全員が固唾を呑んで冴野涼の言葉に聞き入っていた。

「ここにお集まりの方々は区分Gの1から27番までの番号をお持ちの先生方です。今一度IDカードをご確認ください。もしそれ以外のナンバーの先生がおられましたら手を上げてください」

伊達龍二を除いた全員が首に掛けられたカードを確認したが挙手するものは一人もいない。

冴野涼は挙手したものがいないことを確認するとゆっくりと手元の資料に目を向けた。

「まず、センター長から皆様へのお話がございます」

その言葉が終わると同時に正面のスクリーンに明かりが灯り、スモークガラス越しの人影が映った。

<おはようございます・・・>

音声変換機で合成された低い声が部屋の中に響く。

しかし誰も挨拶を返すものはいない。

<私は医師再教育センター長のシャドウと申します。訳あって皆様に顔と名前を公表することが出来ませんがご了承ください>

シャドウはちょっと間をおいて続けた。

<さて・・・ここにお集まりの皆さんは救急医療、総合医療、一般内科などに従事しておられる先生方の中で民事訴訟を受けて敗訴になった方、もしくは直接刑事訴追を受けた方々です。

皆さんは医師免許停止の行政処分をうけておりますが、ご存知のようにこの4月から行政処分を受けた医師は全員が医師再教育センターにて研修を受けることを義務付けられました。

しかし・・・近年の医療裁判は決して正しい判決ばかりが出ているわけではないことは皆さんもご存知の通りです。患者の権利を守りたいがゆえに医師に対しては非常に厳しい判決となるケースが多数ございます。

中には優秀な能力を持ち、個人には過失がないにもかかわらず医療事故に巻き込まれて、不本意な処分を受けられた方もあるようです。近年の医師不足を鑑み、そのような先生方には行政処分を取り消して早めに臨床に戻っていただこうというのが今回お集まりいただいた趣旨なのです>

シャドウの言葉を聞いた医師たちはざわめきだした。

「すると、今から試験をして合格したものは医師免許停止が取り消されるのでしょうか?」

一人がスクリーンのシャドウに向かって質問した。

<そのとおりです>

シャドウの言葉に医師たちはまたざわめきだした。

<しかし・・・これから皆さんは第一ステージから始まるいくつかの試練を乗り越えていただかなくてはなりません。途中で脱落した方は・・・誠に残念ですが、医師免許を剥奪させていただきます>

会場は一気に騒然となった。

「剥奪・・ですか!」

<はい、剥奪です。しかし・・・医師再教育センターの研修を受けていただき、所定の基準に達した先生方には医師免許を再交付いたしますからご心配なく>

「再教育センターではどのような研修が行われるのでしょうか?」

別の医師が聞いた。

<皆さんもご存知のとおり、このシステムは今回初めて導入されたものです。皆さんにはまだ内容が知らされていないので簡単に説明しましょう>

 会場はシーンと静まり返った。

<医師再教育センターの研修は皆さんに正しい医学知識と技術を身につけていただき、再び臨床に戻って社会貢献していただくことを目的としています。そのためその内容はやや厳しいものになっていることをご了承ください>

全員がじっとシャドウの言葉に聞き入っていた。

<研修期間中はこのセンターから一歩も外に出ることはできません。準備された官舎に寝泊りしていただき、朝6時の起床から夜12時の就寝まで、食事と入浴以外の時間はほとんど研修時間とお考えください。テレビや雑誌など娯楽は一切ありません。Webも医学関連サイト以外は接続することはできません>

その言葉を聞いて会場中から絶望の声が漏れた。

1ヶ月ごとに修了試験が行われ、基準の成績を収めた先生方は研修を修了し、医師免許が再交付され、臨床に戻ることができます>

「その修了試験に合格しなければ・・・?」

<残念ながらいつまでもこのセンターから出ることはできません>

「それじゃあ刑務所と同じじゃないですか!」

一人の医師が悲鳴に近い声を上げた。

<刑務所のような強制拘束力はありません。剥奪された医師免許を再交付する権利を放棄していただければいつでも研修は修了することができます。その場合は医師を続けることはあきらめて他の道におすすみください>

会場中が静まり返った。

「再教育センターの研修を受けずに免許停止期間を自宅で過ごすことはできないのですか?」

 一人の医師が聞いた。

<残念ながらこの4月から日本政府は行政処分の権限を我が医師再教育センターに委譲しています。今回あなた方が受ける行政処分は免許停止ではなく剥奪なのです。このシステムを経ないで医師免許が復帰することはありえません。

我々の権限により皆さんの刑事訴追は停止させています。私は、故意や明らかな患者取り違えなど重大な過失は別として、今の日本のように通常の医療事故を刑事訴訟の対象にすることは適切ではないと考えています。その代わりの厳しいシステムとお考えください。>

会場中に落胆の声が響き渡った。

<ただし・・・本日からの試練を乗り越えた方の医師免許は剥奪されません。翌日からでも医師として復帰することも可能となるのです>

ため息が漏れる中、伊達龍二は不敵な笑みをうかべて腕組みをしながらスクリーンを見つめていた。

<私のオリエンテーションはこれで修了です。皆さんの中から早期に現場に戻れる医師が出ていただくことを心から願っております>

そういい残してシャドウの映像は消えた。

《運命の抽選》

「それでは早速第一ステージの説明を始めます」

冴野涼がマイクに向かって声を発した。

「第一ステージは口頭試問です。一人ずつステージに設置されているテーブルに腰掛けていただきます。問題は症例提示形式で出題されます。一人の患者さんの診察所見がビデオで提示され、それを見ていただいた後に検査官からの質問に答えていただきます」

冴野涼はしばらく間をおいて続けた。

「なお、口頭試問の状況は全員がその場でリアルタイムに聴取していただきます。ただし、受験者にアドバイスを与えたり、ヒントになるような行動を行った方はその場で失格となりますのでご注意ください」

「それでは後になったものが有利ではないのですか?問題や質問の傾向がわかれば答えやすいし・・・」

一人が不満そうな声で聞いた。

「おっしゃるとおりです」

冴野涼は冷静な声で彼のほうを見て答え、そして続けた。

「公平を期すために問題や質問、判定は後になるほど厳しくなるように設定されています。つまり最初の受験者には簡単な問題と簡単な質問。最後の受験者にはやや難しい問題が提示されます」

「難しい病気に当たったものも不公平じゃないですか?」

「難しいといっても第一ステージに提示される疾患は日常で先生方が普通に見かける疾患です。そのようなポピュラーな疾患に正しいアプローチができない方は再教育のための研修が必要と考えております」

会場はまた静まり返った。

「順番はくじ引きで決定します」

冴野涼の言葉とともに入り口付近の黒服の男が箱を中央のステージに置いた。

「皆様のネームカードにIDが記載されています。G-1の方からG-27の方まで順番に引いてください。箱の中にはAからZまでの文字が記載されたカードが入っています。症例提示はAから順番に始まりますのでZのカードをお持ちの方が最終となります」

冴野涼の言葉が終わると全員が自分の首にかけられたIDを確認し、一人ずつ席を立ってステージに向かった。

伊達龍二はG-27と書かれた自分のIDを確認すると最後に席を立ち、箱の中に1枚残ったカードを引いた。

―「T」か・・・まあまあってとこか?―

 龍二はそうつぶやきながらゆっくりと席に戻った。

「なおこのカードは交換可能です。今から10分間の自由時間を設けますので皆様の中でお好きな方と交換なさって結構です。ご自分のアルファベットが決定した方はカードにお名前とIDを書いてこの箱に戻してください」

会場は一気にざわめきだした。

各自、自分の持っているカードをじっと見つめて確認するもの、周囲を不安そうに見回すもの、自分のカードを持ち上げて周囲に見せるもの、考えた末にカードに名前を書き込むものなどが現れた。

会場のあちこちで交渉が始まっていた。

「早い順番を譲ってくれる方はいませんかー。私のPと交換してくださーい」

「私Aなんですが、JKくらいの方交換してもらえませんか?」

伊達龍二は「T」と記載されたカードを机の上においたまま腕組みをしてじっと目をつむって部屋の最後列に座っていた。

「あのー・・・よろしかったら・・・交換していただけませんか?」

龍二が目を開けて振り返ると若い女性が立っていた。

「わたし、「Z」が当たっちゃったんです。あなたの「T」と交換していただけませんか?」

童顔の女性は無邪気な笑顔で自分のカードを右手で胸の前に持って申し訳なさそうに龍二に頼んだ。

―なんだこいつは?いいとこのお嬢ちゃんって感じか?場違いな奴だ―

龍二はそう感じながら彼女に聞いた。

「なぜ俺に?」

「だって「Z」なんて誰でも嫌ですよね。でも・・・あなたはすごく落ち着いていて自信がありそうだったので、あなたなら交換してもらえるんじゃないかって思ったんです」

女性は大きな瞳を輝かせながらちょっと微笑んで言った。

「別に・・・いいけど・・・」

龍二はニコリともせずにテーブルの上の「T」のカードを右手でつかむと無造作に彼女に渡した。

「ありがとうございます!」

女性は代わりに自分が持っていた「Z」のカードを申し訳なさそうに丁寧にテーブルに置いた。

「よかったー。私どうしようかと思っちゃったんです。隣、座っていいですか?」

「ああ・・・」

龍二は面倒くさそうに横にずれた。

「わたし、江南記念病院、総合内科の上原千夏っていいます。卒業5年目です」

「城北共済病院、総合診療部にいた伊達龍二だ。7年目だ」

「城北の総合診療部ですか!全国でも有数の救急指定病院じゃないですか!でも・・総合診療部にいたって・・・どうして過去形で・・・」

「もう退職したんだよ」

「え?医師免許はまだ剥奪じゃないのにですか?」

「そんなことはどうだっていいだろう。それより時間がないぜ。カードをもどしてきてくれ」

「は・・はい。じゃあ、伊達先生の分も持っていきます!」

  上原千夏はそそくさとカードを持って階段を下りていった。

「皆さんカードは戻されましたか?」

冴野涼が周りを見回しながら聞いた。

「では今から10分後に第一ステージを開始いたします。AからNまでの方は午前中、OからZまでの方は午後の部になりますが、最終の方の口頭試問が終了するまで退場は許されません」

冴野涼はそういい残して退場した。

彼女に続いて黒服の男たちも退場した。

会場内はざわめいていた。

当初は全員がばらばらに座っていたが、あちこちで2-3人ずつのグループが出来ていた。

龍二と千夏は中央の最後列に座っていた。

「どんな問題が出るんでしょうか・・・」

「どっち道、俺たちは午後の部だ。午前の症例をゆっくりと見てから対策を検討すればいいだろう」

「そうですよね」

「第一ステージはポピュラーな疾患だってことだからそんなに心配することはないだろう」

「でもあそこに座ったら、私、緊張してまともな思考が出来るか不安なんですけど・・・」

「多分そんな精神的な能力も判断の対象になるんだろうな」

「やっぱりそうでしょうか・・・」

千夏は不安そうに答えた。

メディカルゲーム第1章(1/4)に続く

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