「パンドラ(1/3)」
先日久しぶりに「リング」をみました。
ビデオを見ると人が死ぬという発想が斬新で、以後いろいろな呪いのビデオや呪いの動画などを題材とした作品が作られています。
しかし、ひねくれもので、科学者の端くれ(だと思っている)私としては「もう少し理論的な裏付けがほしい」などと考えてしまうのです(リングシリーズでは最終章の「ループ」で見事な理論的裏付けがなされていますが・・・)。
そこで今回は「呪いのビデオ」をテーマにした作品を書いてみました。近未来の首都圏が舞台のフィクションです。
理系頭の皆さんは主人公の香坂梨緒と一緒に「どうやったらビデオを見せただけで人間を殺すことができるのか」という「呪いのビデオ」の謎解きに挑戦してみてください(高校の生物程度の知識が必要です)。
文系頭の皆さんはわからないところはどんどん読み飛ばしてストーリーだけ楽しんでください。
注)この作品は「ゼウスの火」のプロトタイプ(試作品)です。完成した作品である「ゼウスの火」のほうを読んでいただくことをお勧めします。
「パンドラ」
エピメテウスに嫁いだパンドラは、「決して開けてはならない」と言われていた神々から送られた箱を好奇心に負けて開けてしまった。
すると中から飛び出したのは病気や苦労、悪意や犯罪などのあらゆる災いだった。
これによって人類はあらゆる災難に苦しめられることになった。
あわててふたを閉めたパンドラは中に何かが残っていることに気が付いた。
その残っていたものこそ「希望」であった・・・。
【9月11日 奇病・・・最後の患者が亡くなる】
「真田先生、笠島さんの心拍数が落ちています」
「そうか・・・」
救命救急部の部長である真田隼人は看護師の言葉に静かにうなずいた。
「蘇生処置をしますか?」
「いや・・・無駄だ。そのまま静かに看取ろう」
大柄でがっしりした体型の真田はゆっくり立ち上がると、装着していたマスクとゴーグルの位置をほんの少し直し、たった一人だけ寝かされている集中治療室のベッドに向かった。
人工呼吸器を装着されているその患者の眼球は大きく飛び出し、真っ赤に充血し、まるで何か恐ろしいものを見て恐怖におびえるような表情をしていた。
「レート落ちています」
モニターの拍動は徐々に遅くなり、心拍数の数字は40から30、20へと急速に低下していった。
「フラットです」
「9月11日22時33分、死亡確認」
真田は死亡宣告をし、デスクに座って死亡診断書を作成し始めた。
「これで・・・全員が亡くなられましたね」
「ああ・・・死亡率100%だ」
「私たち大丈夫でしょうか・・・」
心配そうに聞く看護師に真田が言った。
「二次感染は一人も出ていない。ウイルスとしても感染力はそれほど強くないのだろう。それにまだ、ウイルスかどうかもわかっていない。心配するな」
「それならいいんですが・・・」
「みんなが逃げ出す中、残ってくれてありがとう」
真田は両手で看護師の右手を握りながら言った。
看護師は軽く頭を下げると遺体の処置に向かった。
誰もいない医局に戻った真田は自分の机の前に座ると頭を抱えて座り込んだ。
「いったい・・なんだったんだ・・・」
1週間前の9月5日。救急車で3人の患者が搬送された。
「同じ家族か?・・・・・なんだこれは・・・・」
搬送された患者を見た真田は思わず声を上げた。
40歳くらいの男女と10歳くらいの男児がベッドに寝かされている。
3人とも高熱のため苦しそうに呼吸をしている。そして3人の両眼は突出し、赤く充血し、まるで何かにおびえるような表情だった。
「3人とも昨日眼科を受診して結膜炎として投薬を受けています。今日になって急に発熱し、動けなくなり自分で救急隊に連絡してきました。血圧低下、意識レベルの低下がみられます」
救急隊が手短かに申し送りをした。
「一家3人が同じ症状なのか?これは・・何かの中毒かウイルス感染症だ!隔離病棟に搬送!」
隔離病棟に移された3人はたちまちのうちに呼吸困難となり人工呼吸器が装着され、感染症を疑いあらゆる抗生物質やステロイド、γグロブリンが投与された。
しかしこれはこれから始まる恐怖のほんのプロローグに過ぎなかったのである。
2時間後・・・
「真田先生!次の救急受入れ依頼です!」
「今度はなんだ?」
「高熱とショック状態の患者が2人です。ご夫婦だそうです。眼球が充血して飛び出しているそうです!」
「何?」
その後3日の間に同様の患者は24人収容され、病院は一気にパニックとなった。
しかし異変が起こったのは真田が勤務する病院だけではなかった。周辺の3つの病院すべてに同様の症状の患者が次々と搬送されていたのである
中には収容しきれずに都心の感染症専門病棟に転送された患者も多くみられた。
新種のウイルス感染症が疑われたため病院は閉鎖され、隔離された患者には厳重な感染予防対策が施行された。
しかしすべての患者は治療の甲斐もなく高熱、多臓器不全を併発し、入院の3-4日後には帰らぬ人となっていったのである。そして亡くなるときにもその突出した眼球は回復することもなく、まるで恐怖におののいた表情のまま最期を迎えていた。
そして今、最後の患者が息を引き取ったのである。
このような奇病の発生に日本中がパニックになりかかったが、国民がどうにか平静を保てているのは、この疾患がごく狭い地域のみに限局して発生していたからにすぎなかった。
「新種のウイルスなのか・・・。なぜ一気に発症したんだ?同じ地域のしかも同一家族の中で多発している。発症すれば死亡率は100%。こんな恐ろしい病気があるのか・・・」
真田は頭を抱えたままうつむいてつぶやいていた。
「それにしても・・・二次感染がなかったのは不幸中の幸いだ。ひょっとしたら感染症ではないのかもしれない。他の病院でも発症した患者はすべて死亡しているが、4日前から新しい患者は出ていない。ウイルス感染としても感染力はそれほど強くないのだろうか。じゃあなぜ、一気に発症したんだ?」
真田はじっとうつむいていた。
「あとは梨緒にまかせるしかないか・・・」
国立感染症研究所の一室では香坂梨緒が顕微鏡をのぞいていた。
「やはりどの臓器にも細菌感染の兆候はなさそうね。あとは電顕の結果待ちかしら」
その時梨緒の携帯が鳴った。
「隼人。どうしたの?」
<最後の患者が今亡くなった>
「そう・・・」
<何かわかったか?>
「ううん。眼球も含めてすべての臓器をくまなく観察したけど細菌は検出されなかったわ」
<じゃあやはり新種のウイルス感染か・・・>
「まだ断定はできないけどその可能性は高そうね。あなたは大丈夫?」
<ああ。俺も含めて病院のスタッフにも患者の周囲にも二次感染の兆候は出ていないようだ>
「それは良かった。これが広がったら日本は、いえ、世界中が壊滅してしまう>
<今日は・・・どうする?>
「隼人は?」
<俺はもうしばらくしたら帰る。ここのところ病院泊まりが続いていたからな>
「そう、じゃあ私も帰る。多分12時ころになると思うけど・・・」
<そうか。じゃあ何か作っておくよ>
「助かるわ。隼人・・・。料理のできる男性って結婚相手として理想的ね」
<おだてるなよ>
【9月12日 患者の体内から新種のウイルスが検出される】
翌日、国立感染症研究所では対策会議が開かれていた。
所長の黒坂が梨緒たち数名の職員を前にしてプレゼンをしていた。
「今回の疾患の病名が決定された。劇症型全身性炎症症候群。Fulminant
Systemic Inflammatory Syndrome略してFSIS=エフシス。昨日そのFSISの最後の患者が死亡したとの報告があった。これで感染した患者72名。死亡者72名。死亡率100%だ。幸いにして新しい患者は発生していない。香坂先生、細菌感染の兆候は何か見つかったか?」
「いいえ。主病変である眼球を中心に全身の臓器の培養検査と塗抹標本検査を行いましたが細菌は検出されていません。いま今野先生が電顕の検索を行っています」
その時ドアが開いた。
「黒坂先生!出ました!ウイルスエンベロープが・・・」
ドアからはいてきたのは今野だった。
「何?見つかったか!」
「はい!いま画面にだします!これを・・・」
若い今野はUSBをあわててパソコンにセットした。
「眼球から検出されたものです・・・円形のエンベロープに包まれたウイルスと思われる病原体を検出しました。血液中にも同様のウイルスが多数検出されました」
「これでFSISがウイルス感染症だということがほぼ確定したわけだ。香坂先生、今までわかっていることをまとめてくれないか」
黒坂の言葉に従って梨緒は前に出てホワイトボードに記載していった。
<患者背景>
発症患者数72名 うち死亡者72名 死亡率100%
男性 30名 女性 42名
年齢分布 4歳から82歳
患者のほとんどはF地区の住民
家族内発症が多い
家族全員が発症している家庭と1-2人の感染を免れた家庭、まったく発症していない家庭がある
家族内で発症を免れたものは男性が多い。
同居でも乳児は発症しない。
同地区に居住するも全く発症していない家族も多い
F地区以外の発症は2名(ただし職場はF地区)
発症は9月5日から9月7日に集中
発症家庭の周囲からも搬送病院からも二次感染の報告はない
<病態>
初発症状:色覚異常(周囲が青っぽい灰色に見える)
その後視力障害が出現し結膜充血、眼球突出
1-2日後に発熱、全身の倦怠感
速やかに多臓器不全となり血圧低下
発症から4-5日後に死亡
剖検では全身の炎症細胞浸潤、特に網膜周囲に強い炎症
細菌は検出されず、血中に新種のウイルスが検出された
「人類が今までに経験したどのウイルスの感染症状とも合わない。まず君の意見を聞こうか。香坂先生」
「はい。血中に新種のウイルスが検出された以上、FSISは新しいウイルス感染症と考えられます。同じ家庭内で同時に発症していることから同時にウイルスに暴露されていることになります。また、患者はF地区にほぼ限局していることからある特定の日にF地区で集団の暴露があったことになります」
「1か月以内にF地区でイベントはなかったのか?」
「第1号患者が発生した3週間前の8月18日、F地区で夏祭りがありました。そこで出された食事を中心に地区の保健管理センターで調査を行っていますが今のところ患者群だけが摂取した食物は明らかでありません」
「一気に発症しているということは感染力がかなり強いということだが、二次感染がほとんどないということが不思議だ」
「人から人への感染力はそれほど強くないのだと思います。多分HIVやC型肝炎ウイルスと同様に血液や粘液を介した感染をするのではないでしょうか?」
「血液感染するウイルスがどうして集団発生するのかね?」
「それは・・・蚊などの昆虫を媒介とした感染も考えられるかと・・・」
「それにしても家族ごとに発症しているのは不思議だ。それに初発の症状も我々が経験したことがないものだ。色覚障害から結膜炎、眼球突出へと進行しているが・・・」
「どの眼科医もこのような症例は今まで経験したことがないと言っています。明日色覚障害を研究している生物光学研究所に行ってきます」
「よし、香坂先生は主に疫学方面から疾患の感染形態を解明してくれたまえ。今野先生はウイルスの遺伝子解析を行いウイルスの正体を突き止めてくれ。私は行政の対応とそれを通じてワクチン精製に取り掛かる」
「黒坂先生。このウイルスは今までも自然界に存在していたのでしょうか?」
「もしそうだとしたら人類がこれほどの強毒性ウイルスの存在を今まで知らなかったということはありえないだろう」
「では・・・生物兵器を使ったテロの可能性も・・・」
「政府のほうでは極秘にその方向の捜査が始まっている」
「もしこのウイルスがテロの目的で人間により作られたとしたら・・・FSIS患者は再び出現します。このウイルスをコントロールするすべを持たずに使用してしまったとしたら・・・人類は滅亡します」
「そうかもしれない。ウイルス兵器の開発はあらゆる国で行われている。このウイルスが人間の手によって作られたものならば人類はついに開けてはならないパンドラの箱を開けてしまったのかもしれない」
「パンドラの箱・・・」
「しかしパンドラの箱の中には『希望』が残っていたという。我々はどんな状況になっても希望を失わずにこのウイルスの正体を解明し、人類を危機から脱出させなくてはならない。このウイルスは『パンドラウイルス』と命名することにしよう。私は今から政府の対策委員会に出席する。本日中に全国民に向かって何らかの広報をしなくてはならない。国民に不安を与えないようにFSISはすでに終息していると発表する予定だ。次の患者が現れる前に何としても病態を解明し、対策を立てておくんだ」
【9月13日 佐久間、色覚異常について説明する】
『生物科学研究所 所長 医学博士 佐久間卓也』
名刺を受取った梨緒は一礼をして生物光学研究所の所長室のソファに腰かけた。
「佐久間先生、お忙しいところ申し訳ありません」
「いえ、今回の奇病の件でとのことでしたが・・・」
佐久間は白くなった髪を左手でほんの少しかき分けながら梨緒に向かって聞いた。
「はい。昨日政府から発表されたように患者から新種のウイルスを検出しました。今回の劇症型全身性炎症症候群:FSISの原因ウイルスと考えられます」
「私も昨晩のニュースで拝見しました。しかしFSISはすでに終息していると・・・」
「はい。一昨日最後の患者が亡くなり、現在発症している患者はおりません」
「それは良かった。今回はほんの小さな地域の感染で済んだからよかったようなものの、これが広がったら日本中、いや世界中がパニックになっていたでしょう」
「しかし終息したと言ってもウイルス疾患である以上、いつ新しい患者が出現するかもしれません。その時のために我々は十分な対策をしておく必要があるのです」
「その通りですね。それで・・・私に相談したいことというのは・・・。私はウイルス学の権威でもなんでもありませんが・・」
「はい。ご存知と思いますがFSISの患者の初発症状は色覚障害なのです。多くの患者は発熱の前に結膜炎症状で眼科を受診していますが、どの患者も周囲が色あせて青く灰色っぽく見えるという症状から始まっているのです。眼科の専門医に聞きましたがどの眼科医もそのような症状で発症するウイルス疾患は想定できないとの返事でした。そこで色覚異常の専門家である佐久間先生ならなにか病態を解明するヒントをいただけるのではないかと思いまして・・・」
「なるほど・・・残念ながら私の経験でも色覚異常をきたすようなウイルスは想定できませんが・・・ではまず色覚異常に関して少々お話ししましょうか。ああ・・・コーヒーが冷めますからどうぞ」
佐久間は梨緒にテーブルに置かれたコーヒーを勧め、自分も一口すすると静かに話し始めた。
「目の網膜には桿体細胞と錐体細胞という2種類の細胞が多数あります。色を感知するのはそのうち錐体細胞です。光が錐体細胞にあたると細胞が興奮し、信号を脳に伝え、脳が光を感知します。錐体細胞には3種類あります。それぞれ赤、緑、青の波長の光を感知していますのでそのどれかが障害されれば色覚に異常をきたします。先天的な色覚異常の人は遺伝的に3種類の錐体細胞のどれかに異常があることになります。頻度的には赤と緑を感知する錐体細胞の異常が多いので、赤緑色覚異常が最も多いことになります。そしてその遺伝子は性染色体であるX染色体にあります。X染色体は女性には2本ありますが、男性には1本しかありません。そのため色覚異常は男性に多い疾患なのですが、日本では22名に一人の男性は程度の差はあれ、なんらかの色覚異常を持っています」
「22人に一人・・・かなり多いようですが・・」
「はい、ただしほとんどの人は軽度の障害のため日常生活には全く支障がありません」
「後天的に色覚に障害がおこるということはその錐体細胞になんらかの異常が起こるということでしょうか?」
「そうです。赤、緑、青のそれぞれを感知する錐体細胞のどれかが障害されれば色覚異常が起こります。FSISの患者さんが青っぽく色あせて見えたということは赤か緑の錐体細胞が障害されているのでしょう」
「後天的に1種類だけの錐体細胞が障害される疾患というのは?」
「うーん、一つだけですか・・・」
「たとえばある種のウイルスがまず赤の錐体細胞のみを障害するということはあるのでしょうか?」
「それはないとは言えませんが・・そのようなウイルスは現時点では知られていません」
「そうですか・・・もう少し詳しくお聞きしますが、錐体細胞に光が当たって細胞が興奮して情報を脳神経に伝達するまでの仕組みを教えていただけますか?」
「少々専門的になりますが・・・たとえば赤を感知する錐体細胞に赤い光が当たりますと錐体細胞の細胞膜に存在しているフォトプシンという蛋白の構造が変化します。それが引き金になって細胞内のホスホジエステラーゼPhospho Di Esterase :PDEという酵素が活性化され、サイクリックGMPを分解して、細胞膜のナトリウム電流が変化します。それによって錐体細胞が過分極して電気信号を発生します。このどこかの過程で異常があれば感知した光は脳に伝わりません」
「私のような目の素人には・・・・少々難しいお話になりましたね」
「簡単に言うと光のエネルギーが錐体細胞の細胞膜にあるスイッチをオンにして細胞が興奮するということですよ」
「なるほど。その説明だと何となくわかります」
「あまりお役にたてずに申し訳ありません」
「いえ、参考になりました。ところでせっかく先生にお会いできましたので、先生が今やっているお仕事について簡単に聞かせていただいてもよろしいでしょうか・・・」
「私がやっているのはいろいろな光の刺激によって錐体細胞内に起こる変化を調べているのです」
「と言いますと・・・」
「簡単に言えば光の当て方によって錐体細胞を元気にして色覚障害や視力障害を改善させたいということですが・・・なかなか実用に持って行くのは難しいものです。香坂先生のような人類の幸福に直結できるような仕事ができるとよいのですが・・・」
「とんでもありません!」
「先生のようなお仕事をなさっていると家庭を顧みる暇がないのではないですか?失礼ですが先生はご結婚なされているのですか?」
「残念ながらまだ独り身です。でも私も35になってしまいましたので、そろそろとは思っているのですが・・」
「どなたかいい人がおられるのですね。あなたのようなチャーミングな女性を周りの男性がほっておくはずはない。家族はいいものです。大切になさってください」
「失礼ですが先生のご家族は?」
「私の一人娘は10数年前に亡くなりました。精神的に弱かったのでしょう。自ら命を絶ったのです。そして家内も後を追うように・・・。私はもう60になりましたが男やもめは大変ですよ」
「それは・・・余計なことを・・・申し訳ありません」
「いいえ、いいんですよ。ああ・・・香坂先生。今回のウイルスは『パンドラウイルス』と命名されたと・・」
「はい」
「それは先生の命名ですか?」
「いえ、うちの所長の黒坂の命名ですが・・・何か?」
「そうですか・・・素晴らしいネーミングですね・・・」
佐久間はゆっくりとうなずきながら言った。
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