僕のワンダフルライフ
「僕のワンダフル・ライフA Dog’s Purpose」
2017年のアメリカ映画で、犬が5回生まれ変わって元の飼い主のところに帰還するお話です。続編の「僕のワンダフル・ジャーニー」も2019年に制作されています。
【5回転生した犬】
1回目は生後数か月で野犬狩りにつかまって殺処分にされてしまい、「何のために生まれてきた?」と疑問を投げかけます。
2回目のレトリバーへの転生では熱中症で死にかけているところを主人公の少年イーサンに助けられ、ベイリーと名づけられて大切に育てられます。イーサンはベイリーとともに成長し、ハイスクールでは将来を嘱望されるアメフト部の花形選手となります。ハンナという美しい恋人もできて順風満帆のイーサンでしたが、それをねたむ同級生が自宅に放火し、その時のケガがもとで将来が閉ざされてしまいました。自暴自棄になったイーサンはハンナとも喧嘩別れとなってしまいます。そしてベイリーも体調を崩しイーサンに看取られて息を引き取りました。
3回目はメスの警察犬エリーに生まれ変わりますが、少女を助けたときに犯人に撃たれて短い生涯を閉じます。
4回目は女子大生のマヤに飼われるコーギーとして成長し、天寿を全うします。
5回目はセントバーナードのワッフルズに生まれ変わりますが、飼い主に虐待されて追い出されてしまいます。彼は町を出てさまよい、50歳になっているイーサンが住む家を探し当ててバディと名づけられて一緒に暮らすことになります。バディは独身でいるイーサンを幸せにしたいと考え、夫と死別したハンナを探し当てて二人の仲を取り持ちます。そして彼はイーサンに自分がベイリーであることを何とか知ってもらいたいとあれこれ画策し・・・。ここまで書くともうお分かりのように待っているのは感動のラストシーンです。
あえてラストは記載しませんが、犬好きでない方でも十分に楽しめる作品です。続編ではベイリーがさらに転生し、イーサンの孫娘を守り抜く姿が描かれます。
【我が家のレオン君】
犬は人間の大切なパートナーであり家族です。人間の言葉を話すことはできませんが、その意図を一生懸命に理解しようとし、飼い主さんに服従して飼い主さんを守ろうとします。
我が家のレオン君はダックスとプードルの雑種ですが防衛本能が強く、散歩中にお友達?に出会うと必ずうなり声をあげて警戒ポーズをとりますし、自宅のチャイムが鳴ると「敵が来たぞ!」と突然吠え出して飼い主さんをちらっと見つめます。そのくせ家に誰もいない時はチャイムが鳴っても知らん顔をして寝ているようで、「家族を守ることが俺の仕事」と思っているようです。
先日から長女が出産のため婿さんとともに我が家に同居しています(実は婿さんの職場は我が家からのほうが近い)。老夫婦と犬一匹の寂しい家が急ににぎやかになりました。先住犬のレオン君がベビーに吠えないか、犬アレルギーの婿さんとうまくやっていけるか心配しましたが、なんとか仲良く暮らしています。
最初はレオン君も「新しい生き物が来たぞ・・・」くらいに思っていたようですが、今では「これは新しい家族で俺が守ってやらなくてはならない」と思っているようです。ベビーが目を覚まして鳴き声を上げそうになると突然立ち上がってベビーベッドへ走り出し、我々に向かって「ベビーが泣いているぞ!」と言って吠えまくります。長女がベビーベッドに向かうと黙って見ているのですが、私が立ち上がって近づこうとすると私の周りにやってきて「お前はベビーの親と違うやろ!」と言って吠えまくります。レオン君も人間関係をちゃんとわかっているようです。
それにしても長女がベビーの夜泣きで眠い目をこすりながらミルクをやっている姿を見ていると30年前が思い出されます。子育ての大変さに戸惑いもあるようですが、その喜びも感じているようで、長女をずっと支えてくれている優しくて気の利く婿さんに感謝です。
川柳 3句
稚児抱く娘よ 親の苦労が わかったか?
稚児抱く娘 あごで婿殿 こきつかい
夜を通し 稚児抱く娘の 笑みうれし
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